はじめに
40歳という節目の年を迎えた今年のお盆、25年ぶりとなる中学の同窓会を開催しました。一般的な同窓会の参加率は3割程度と言われる中、85名中45名と過半数が出席して大盛況だったのですが、開催までの経緯について書きたいと思います。(※これでもかなり省略しています。)
多いに参考にさせていただいたのが、「FacebookとLINEで呼びかけ、16年ぶりの再会をした同窓会の結果報告」というブログ記事です。この方は16年ぶりですが、こちらは25年ぶりです。
Facebookで繋がる
最初に、昨年あたりから同級生がFacebookでつながり始めて、昨年の秋にFacebookの同級生グループができました。友が友を呼ぶなどして、Facebookでの繋がりは20人を超え、年末にFacebookで繋がったメンバーを主体に、11人+子供13人で、地元の中華料理店にてプチ同窓会を開催しました。
連絡先の調査
これに気を良くして、同級生の連絡先をまとめようということになり、地元にいる自分が主体となり、連絡先の調査をはじめました。
最初に、インターネット上に連絡先の回答フォームを作成して、Facebookをしている本人と各々が現在連絡を取れる友達の連絡先を募ることにしました。回答フォームには、連絡先をどこまで同級生内で共有していいかを選ぶ欄も設けて、プライバシーに配慮しました。友達からの情報で連絡先が分かっても、本人に確認しない限りは共有しないルールにしました。
Facebookに登録しているだけで放置している人も多くて、アクティブなメンバーからしか反応がありませんでしたが、少しは連絡先が集まりました。Facebookをしていない同級生からも、何人か回答を得られました。
調査票の発送
次の段階として、往復ハガキで調査票を送ることにしました。その前段階として、分かる範囲での現住所と実家の調査を卓上で行いました。田舎の中学校なので、本人が住んでいなくても、基本的に実家に両親が住んでいますから、街の学校よりは難易度は低いはずです。
卓上調査で使ったのは、ハローページ、家族名の入りの電話帳、卒業アルバム、卒業文集、卒業式式次第、住宅地図、中学の同窓会名簿、高校の同窓会名簿、Googleマップ、Yahoo!マップなどです。
家族名入りの電話帳は、20年以上前に地元の商工会が作ったもので、大変役に立ちました。卒業式の式次第には保護者名が載っています。高校の同窓会名簿は新しく、一部の同級生の現住所が分かりました。
卒業アルバムには地区名と電話番号が載っていても番地が分からないため、実家の番地を調べることからはじめなければならず、各資料を突き合わせながら、1人1人の実家の番地を特定していきました。中学の同窓会名簿は高校生の時に作られたもので現住所を調べるのには役立ちませんが、半数くらいの実家の番地が分かりました。残りは、電話帳で調べたり、住宅地図で探してYahoo!マップで番地を特定するなどして調べていきました。
同時に、Googleマップの航空写真やストリートビューで、実家が残っているか確認していきました。2人は実家が更地になっていましたが、1人はハローページに親の名前がありました。
住所が分かれば、調査票の発送ですが、返送先は女性がいいだろうということで、市内に住む同級生の女性に返信の受け取りをお願いして、返信があれば写メしてもらうことにしました。
往復ハガキで調査票を送りましたが、4名ほど宛所不明で戻ってきてしまいました。残りは、少なくとも実家の両親宛には調査票が届いたはずです。
LINEで繋がる
調査票の返信が届き始めると、携帯電話の番号が分かります。携帯電話の番号が分かれば、LINEで繋がることができるようになります。LINEで同級生グループができると、友が友を呼んでLINEグループのメンバーは爆発的に増えました。
LINEでの繋がりはすぐに30人を超え、LINEでのグループチャットは大盛り上がりで、一晩で未読が数百となる日もありました。参考にしたブログの方は、話題ごとに複数のグループに分けるなどの交通整理をされたようですが、盛り上がっているのは最初だけだろうと、そのままにしました。しかし、通知がうるさすぎて、グループから退会してしまう人も出てきたため、通知OFFを推奨することとしました。
督促状のポスティング
警戒されているのか関わりたくないのか、まだ連絡先の返事のない人が半数程度います。少なくとも実家の両親までは届いているはずですが、返事がないので、督促状を送ることにしました。督促状は、切手代の節約と、現地調査を兼ねて、直接実家にポスティングすることにしました。切手が貼ってなくて不審に思われないよう、封筒には「料金別納」と印刷しておきました。
順次ポスティングしていきますが、田舎の道は入り組んでいて分かりにくく、郵便配達の人を尊敬するばかりです。何人かは、庭に親がいたり、本人が出てきて、直接督促状を渡すこともありました。
同総会開催の決定
その後、実家がなくなっていた1名と調査票が宛所不明で戻ってきた4名についても、FacebookやLINEで繋がった同級生の協力などもあって、最終的には、全員の本人または親の連絡先が分かりました。
LINEグループのメンバーも40人にまで増え、LINEで繋がったことで、個人的に再会を果たす人も出はじめ、同窓会開催の機運が高まることとなりました。
この時点ではまだ、自分は連絡先をまとめるだけのつもりでしたが、FacebookやLINEでのみんなからの指名もあり、結局は自分と調査票受取人の2人で同窓会の幹事もすることになりました。
まず最初に決めなければならないのは恩師を招待するかどうかです。中3の担任だけでなく、それまでの担任も招待するべきかどうか悩みましたが、LINEでみんなに問うたところ、会いたいという返信が返ってきました。その先生は残念ながら予定が合わずに出席は叶いませんでしたが、LINEのおかげで悩まずに済みました。結局、小5以降の担任9名に招待状を送り、恩師は3名に出席していただけることになりました。
出欠確認
案内状を郵送する前に、FacebookやLINEで繋がっている人に、先行して出欠を取ることにしました。案内状に、出席予定者の名前を記載するためです。
当初は、Facebookではイベント機能で、LINEではグループノートへのコメントで出欠表明をしてもらうようにお願いしましたが、やり方が分からないのか、こちらの意図するように回答してくれません。そこで、ホームページの回答フォームから出欠を送信してもらうことにしました。LINEのグループチャットで出欠を言ってもらってもいいのですが、欠席の場合は言いにくいと思うので、あえて回答フォームを使用しました。返信があるたびに、FacebookやLINEで報告し、ホームページの出席者名簿を更新していきました。
しかし、みんなの反応は鈍く、なかなか回答してくれません。LINEのグループチャットで関係ない話題で盛り上がってはいるのですが、いざ同窓会の出欠の回答をお願いしても、関係ない話題で流れて、なかなか回答がもらえません。何度も目立つように書き込み、最後まで回答してくれない人には、個別にメッセージを送って回答をお願いしました。
FacebookやLINEでの出欠表明が一段落したら、あとは招待状を郵送するだけです。ネットで回答してくれた人には郵送を省略しました。連絡先の返信がなかった人には、実家宛に送り、全員に同総会開催の連絡を伝えることができました。
お手伝い要員の確保
同総会当日には、幹事以外にも何名かお手伝いしてもらう人が必要となります。今回の同窓会では、受付係、花束贈呈係、写真係、一本締め係が必要となり、FacebookやLINEで募集やお願いをしたところ、自薦他薦ですぐに協力してくれる人が決まりました。また、送迎バスについても、LINEで調整することができました。
おわりに
そして、同総会当日を迎え、85名中45名と過半数が参加し、大盛況のうちに終了しました。最終的に、LINEやFacebookで繋がった人の出席率は約8割で、遠くは鹿児島からも来てくれました。
2時間半の時間はあっという間に過ぎ、事前の予想通り、料理はほどんど余りました。400人いた高校の同窓会と違い、全員の顔と名前が分かる中学の同窓会は楽しすぎます。名札なんかいりません。閉会直前には、私が胴上げされるというサプライズもありました。これもLINEでこっそり打ち合わせしていたようです。2次会の2時間もあっという間でした。3次会は自分は出席しませんでしたが、3次会場への送迎も含め、事前にLINEで別の人にお願いしました。
同窓会の終了後は、その場で写真係からSDカードを借りてPCにコピーして、後で写真をクラウドで見られるようにしました。後日、笑顔を切り貼りしてネットプリントした集合写真、名簿、決算書を郵送して、お役御免となりました。
時間が足りなかったとか、料理が余りすぎたとか、いろいろと反省点はありますが、全体的には、同総会は大成功でした。
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