GPS未対応のデジカメで撮った写真に、Googleロケーション履歴からジオタグ(位置情報のEXIFデータ)を付加する方法をご紹介します。
Googleロケーション履歴はAndroidスマホなら標準で、iPhoneならGoogle+アプリを使用していれば自動的に記録されていますから、事前準備が不要で、これから撮るデジカメ写真だけでなく、過去に撮ったデジカメ写真にもジオタグを付加することができます。
※ここでは、Googleロケーション履歴を有効にする方法や、ソフトのインストール方法などの基本的な操作は解説しません。
※ 轍 Wadachi Version 3.96へのアップデートに伴い、記事の内容を更新しました。(2012/12/19)
1. 轍 Wadachiのインストール
最初に、デジカメ写真にジオタグを付加するために「轍 Wadachi」というソフト(Windows用)をダウンロードして、インストールしてください。Version 3.96以降が、Googleロケーション履歴とジオタグ埋め込みに対応したバージョンです。
2. Googleロケーション履歴のダウンロード
次に、Googleロケーション履歴から、KMLファイルをダウンロードします。
パソコンのブラウザでGoogleマップを開き、メニューから「タイムライン」を選ぶか、このリンクを開いてください。
ダウンロードしたい日付を選ぶと当日に訪れた場所のロケーション履歴が地図に表示されます。右下の歯車マークをクリックして、「この日のデータをKML形式でエクスポート」を選んでダウンロードしてください。ロケーション履歴が無効になっていた日はダウンロードできません。
3. KMLファイルを読み込む
次に、轍 Wadachiを起動して、「トラック」タブを選択して、先ほどダウンロードしたKMLファイルをドラッグ&ドロップして読み込んでください。複数の日付のKMLファイルを読み込むこともできます。KMLファイルを読み込んだら、「すべて選択」と「ノイズフィルタ」ボタンを押して、データからノイズを除去するといいでしょう。
4. トラックを連結する
このままでは、一部の写真にしか位置情報が付加されませんので、「すべて選択」と「連結」ボタンを押して、トラックを連結してください。
5. 画像を読み込む
次に、「画像」タブを選択して、ジオタグを付加したいデジカメ写真ファイルをドラッグ&ドロップしてください。
6. ジオタグを追加する
最後に、ファイル名部分を右クリックして、「ジオタグ付加」を選んで、出力先フォルダを選ぶと、デジカメ写真のEXIFにジオタグが追加されます。
Picasaに読み込んでみました。しっかりとジオタグが追加されています!
タイムラインから出力したKMLファイルを轍にD&Dすると「リストのインデックスが範囲を超えています(0)」というメッセージが出て、読み込んでくれないのですが、何か手順が足りないのでしょうか?
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