平成7年3月1日から6日にかけて、青春18きっぷとオール夜行列車で、冬の北海道・宗谷岬へ出かけました。 ここでは、その旅行記をご紹介します。
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第3日 平成7年3月3日(金)
札幌 7:00 → 7:47 小樽
7時00分発の普通列車で小樽へ向かう。札幌ではすいていたが、進むにつれ車内は満員になってきた。窓の外の雪原は、日が照って輝く一面の銀世界である。銭函を過ぎると、海岸沿いを走り、海の向こうに対岸の山々が綺麗に見える。昨日の日本海とは違い、今日の海は穏やかである。
小樽 → 南小樽
小樽駅で降りて、小樽運河まで歩くことにする。道路には雪が積もって、それが踏み固められていてツルツル。歩くのも慎重になり、いつものスピードが出ない。道中、近代建築の建物を見物しながら歩き、小樽運河へ到着。小樽運河の遊歩道にも雪が積もっていて、観光ガイドの夏の写真とはまったく風情が違う(写真)。小樽駅まで歩いて戻り、隣の南小樽駅まで再び電車に乗る。
南小樽 → 札幌
電車を南小樽駅で途中下車し、小樽オルゴール堂へ向かう。やはり道はツルツルで、その上坂道が多く、さらに慎重に歩かざるを得ない。オルゴール堂でおみやげを買って、南小樽駅に戻る。その帰り道、ついに滑って転んでしまった。快速マリンライナーで札幌へ戻る。
札幌(その1)
次に乗る列車は、札幌22時00分発で、まだまだ時間があるので、札幌の市内観光をして時間をつぶす。時計台に行くとちょうど正午で、鐘が鳴り響き驚く。時計台の中にも入りたかったのだが、改修中で見学はできなかった。旧北海道庁(写真)やすすきのなどを歩いて訪れ、夕食を食べにラーメン横丁へ向かう。ラーメン横丁の入口で、男性に「ラーメン横町でラーメンを食べるのか?」と呼び止められた。そうだと返事をすると、「○○がおいしいからそこ食べてみろ。」と言われた。その言葉を気にしながら店を選ぶが、結局別の店で味噌ラーメンを食べる。後で考えると、あの男性はサクラだったのかも知れない。
札幌 22:00 → 6:00 稚内
稚内まで、急行利尻号の自由席に乗車する。発車の1時間前の21時から並び、2番目で利尻号の車内へ入り席を確保する。自由席はすぐに満席になり、座れない人も出てきた。札幌を発車、旭川でたくさんの客が降りて車内がすいたので、2席を占領して横になって寝る。朝起きると、窓の外は雪の大地が広がり、別世界になっていた。
→ 4日目に続く
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