2012/11/05

ゆめぽりす伊賀の近鉄メガソーラー計画

既報の通り、近鉄が三重県内の自社所有の遊休地にメガソーラーを計画していますが、三重県内の遊休地とは、私の住む伊賀市ゆめが丘(上野新都市・ゆめぽりす伊賀)のことでした。本日、住民説明会が開かれ、計画の概要が分かりましたので、ご紹介します。

<事業概要>

名称 近鉄ゆめが丘ソーラー発電所(仮称)
事業会社 近畿日本鉄道株式会社
面積 約23ha
発電容量 約15,000kW
年間発電量 約1,500万kWh
(一般家庭4,200世帯相当)
設備建設・管理会社 株式会社シーエナジー
(中部電力グループ会社)
事業期間 20年
着工時期 平成25年春(予定)
発電開始時期 平成26年秋(予定)
CO2削減量 年間約7,100トン

<位置図>

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<完成イメージ>

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(以上、近鉄作成資料より引用)

<当初の計画からの変更点>

計画されている土地は、スポーツパーク用地と高等教育施設用地とされていた場所ですが、長期にわたり未利用で空き地だった場所です。

当初、自治会に示された計画では、スポーツパーク用地と高等教育施設用地(計23ha)に加え、タウンセンター地区(3ha)にも太陽光パネルを敷き詰めることになっていました。しかし、タウンセンター地区は現在、地域のイベントやイベント時の駐車場として活用されており、今回の住民説明会で示された計画では、タウンセンター地区での発電案は撤回されました。

このタウンセンター地区は、ショッピングセンターの予定地で、3haもあれば相当大規模のショッピングセンターができます。今回のメガソーラー計画にあわせて、近鉄がイオンをはじめ4社ほどに声を掛けたそうですが、経済情勢もあり、いい返事はもらえなかったため、当分は現状のまま駐車場としての利用となりそうです。

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(自治会広報より引用)

<住民説明会での質疑>

上記で示した計画通りに進むと思われますが、住民説明会では私を含め、フェンスの位置についての反対意見や法面の美化を求める意見が複数出されましたので、そのあたりの計画に変更があるかも知れません。

他には、騒音や電磁波などを心配する発言、台風でソーラーパネルが飛ばされることを心配する発言、ソーラーパネルの裏にスズメバチが巣を作ることを心配する発言、しっかり管理をすることを求める発言などがありました。

1.6m×1.0mのソーラーパネルが南向きに約10度の傾斜角で設置されます。敷地のまわりには、防犯のための防犯灯(34ヶ所)と防犯カメラが設置される予定です。

発電開始時期が遅いのは、中部電力側の都合で送電線の設置に時間がかかるためだそうです。

電気自動車を利用した停電時の公共施設への給電案や、スマートシティなどについても説明がありましたが、これは近鉄が独自に行うのではなく、自治体が行う場合は協力するというものですから、反対住民を説得するための言い訳のような感じでした。

15,000kWは国内最大級のメガソーラーとなります。なぜか自治会としては大反対のようですが、メガソーラーによって、ゆめが丘(ゆめぽりす伊賀)や伊賀市のブランド価値が上がる事を期待したいと思います。



1 件のコメント:

  1. 事後承諾で申し訳ありません。
    「伊賀にメガソーラー」という新聞記事を読んで、そこにお住いの方々のご意見はどうかな?と探しておりました。
    同じ伊賀市に住んでいても、地域住民の方以外にはわからないことを教えていただけてよかったな、、、と。
    リンクさせていただきましたが、よろしかったでしょうか?(っていうか、リンクする前にお断りするべきでした。)
    このメガソーラー設備が伊賀のためになるなら大いに喜びたいのですが、地域の人たちにとってはいろんなご意見があるようで、勉強になりました。

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